Jupyter notebookやGoogle Colab上のグラフを音声化するためのライブラリを公開した

何を作ったの?

利用例にあるように、グラフの縦軸をピッチ、横軸を左右のパンで表現するように変換してくれる。複数の値に関しては、同時に再生したり、順番に再生したり、色々オプションも指定できるようにしている。

notebook上で

!pip install audio-plot

すれば、すぐに使えるようになるはず。

自分で試してみるならこちらから。 Google Colab

なんで作ったの?

目が見えづらくなったとしても、色々と環境を整えれば、プログラミング自体は(人によっては)十分に出来そうだということが、たくさんの先駆者の方々のおかげで分かってきている。

一方、データ分析に関して言えば、データをグラフ等で可視化する部分だったり、まだまだ視覚に頼らざる得ない部分が多い。だが、データ分析の本質的な部分*1というか、帰納的なプロセスに関しては、従来の演繹的なプログラミング作業だったり、ケアレスミス防止など視覚の優位性が必要とされる作業に比べて、比較的視覚に頼らなくても、(人によっては)得意としていける分野なんじゃないかなと思ってる。

ソフトウェア2.0とか、AI開発の多様性とか、色々根底にあるけれど、うまく整理しきれてないので、そのうちまとまったら記事にしてみようと思う。

さいごに

GithubのStarとか機能要望等のフィードバックもらえたら、とてもとても嬉しい

*1:データの解釈、多視点的な分析、アルゴリズム開発、説明・企画・etcといった思考プロセス